尖閣諸島地図集

支那(=China)古文献地図


中国と云うのは中華民国、中華人民共和国のことで彼らは我が国に「中国」と呼ぶことを要求しているが、日本など
の他国から見れば、漢民族が建国した国は「漢」随「唐」「明」などがあり、更に他民族である蒙古や満州族が支配
建国した「宋」「清」などがあり、それれぞれ国名を有しているのであって、「中国」は歴代王朝の一つに過ぎず、格別
中国という名称を用いなければならない場合を除いて、四千年の時代を一貫する名称、漢民族の支配する地域の正
式な名称としては「支那」が適切ではないかと吾人は考えるものである。(古文献も歴代王朝名が出てくる。)

漢民族に支配された他民族から見たら、「中国」とは漢民族の国という意味があり、チベットやウィグルを我々が「中
国」と呼ぶことが本当に正しいのだろうか。我々がそれをも「中国」と呼ぶことは、大国主義に屈して漢民族に支配さ
れた諸民族の「主権」また「国権」「人権」を否定することになるのではないか。かかる疑問がある以上、「中国」という
国名を用いるのにどうしても抵抗を感じざるを得ない。

更に云えば、「中国」は「中華思想」という言葉があるように、漢民族にとって世界の中心の国という意味がある。併し
乍ら我が国には既に「国の中つ国」としての中国という名称が存在しておる。それは日本新なら誰でもが知っている
ように出雲を中心とする地域のことである。我が国に古来よりの中つ国としての「中国」がある以上、我が国が「一般
名」として「中国」という名称を用いることは適切ではない。それでも駄目だと考える方は「China」と云えば良いので
はなかろうか。






























鄭若曾「籌海図編」巻二 〈福建往使日本針路〉















鄭若曾「籌海図編」巻二
図の釣魚嶼・黄尾嶼・赤嶼部を拡大









鄭若曾「籌海図編」巻二1-3部分拡大
















鄭若曾「籌海図編」巻二1-3部分拡大




























ケ若曾 籌海図編 巻二 福建往使日本針路
「釣魚臺群島(尖閣諸島)問題」より


上図・部分第1頁



上図・部分第2頁



上図・部分第4頁 図拡大
文から推察すると、右から魚釣山・黄麻嶼・赤坎嶼・古米山
釣魚嶼は釣魚山のようである。

浦野起央氏はこの「釣魚臺群島(尖閣諸島)問題」の中で参考文献として
巻二・福建往使日本針路」を引用しておられるのだが、井上清氏は同じ『籌海図編』巻一の
「福健沿海山沙図」を引用しておられる。奥原敏雄教授(国際法)『籌海図編』を引用するのであれば、
同書巻一の十七「福健界」が当時の福建省 の境界を示すものとして適当であるといえよう」と指摘される。
界は境界を示す文字であり、奥原教授の指摘は注目される。
その『籌海図編』巻一の十七「福健界」を発見したら、是非掲載したいと思っている。





「順風相送」(福建往琉球)


「釣魚臺群島(尖閣諸島)問題」より
















鄭舜功「日本一鑑」


「釣魚臺群島(尖閣諸島)問題」より


部分図



左から黄?嶼 釣魚嶼 と無理に読めないこともないが、
余りにこの本の印刷が悪くて判別不可能である。









蕭崇並 「使琉球録」-琉球?海?-
「釣魚臺群島(尖閣諸島)問題」より


部分図





























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